「Ogi no mai / Japanese Fanfare 2020」, by Reiko Sudo, introduced by curator Amy Orrock
- Event.
- 2020.05.02
家の中で、美術館の展覧会を鑑賞できます。NUNOが参加している展覧会をご紹介します。
イギリスのコンプトン・バーニー・アート・ギャラリーで開催中の展覧会「Fabric:Touch and Identity 2020年3月15日〜」を自宅で鑑賞できます。NUNOはテキスタイルインスタレーション「扇の舞」を展示しています。
NUNO - 扇
藍(青色)はジャパンブルーと言われている。ラフカデイオハーンが日本について、「青い屋根の下の家も小さく、青い暖簾を下げた店も小さく、青い着物を着ている人々も小さい」と書いているように、藍(青色)は、私たち日本人の生活に溶けこんでいる。
今回、私たちNUNOの作るテキスタイルは全て青色のグラデーション。そのテキスタイルでつくる*扇*は、日本では身体の一部として、なかでも腕、手の延長として扱われている。また、扇には自分の心、身体を込めるという意味も持ち、婚礼時に扇を取り交わす風習もある。
一方、扇は末広とも呼ばれ、縁起の良いかたちと言われている。青色の扇で構成する空間は、お祝いに相応しく、またどこまでも清々しい。
Photo by Jamie Woodley